2017年1月2日月曜日

QSOパーティ移動運用

今日1月2日の朝9時からは毎年恒例のQSOパーティ!ということで、ちょっとした移動運用に行ってきました。


装備はこれだけ、シンプルです。

移動先は広島県広島市西区、鈴が峰公園。自動車で行けて、広島市内が見渡せるまあまあのロケーションです。標高は115mほどのようです。
本当は他の有名な移動地にも行ってみたかったのですが、他局とのバッティング回避のためこんな微妙な場所を選んでみました。


先日の記事に書いた基台を三脚にセットし、公園のベンチに座って開始時間を待ちます。



9時のスタートから145.04MHzでCQを出し始め、途切れることなく呼ばれて開始後30分で16局と交信。
電池の消耗を抑えるために2Wで送信していたのですが想像以上に呼ばれ、改めてRH770の威力を実感しました。
その後はぼちぼち呼びまわりをして、9時58分に20局交信達成しました。
20局到達後は430MHzに移り、電池が切れそうだったので0.5Wに減力し2局交信して帰りました。

広島在住時代にお世話になった方々と新年の挨拶を交わすことができ、とても満足です。
これからログとサマリーを書こうと思います。

2017年1月1日日曜日

あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

昨年は電子工作を多くやっていてアマチュア無線やBCLからは離れ気味でしたが、今年は少しそのバランスを変えて、個人局での運用やBCLを積極的に行いたいと思います。


さて、大晦日にベトナムの国営放送局、ベトナムの声放送の日本語課から年賀状が届きました。



絵のような写真です。


2つ折りになっていました。

こちらからは2013年に受信報告書を送って以来だと思うのですが、年賀状を毎年頂いています。
最近短波放送も聞いていませんが、またアンテナをたててBCLをやりたいです。

2016年12月28日水曜日

秘密の移動運用地?

私が移動運用地に求める3大条件。

1. 電波がよく飛ぶ
2. 人があまり来ない(目立ちたくないので…)
3. 手軽に行ける


広島に住んでいたころは近所の低い山が上の3条件を満たしていたのですが、東京に移住すると周囲は見渡す限りの平野。山で無線をやろうと思ったら電車を乗り継いで長旅になるので、なかなか行けません。ビルの展望台という手もありますが、2番目の条件を満たしません。過密を極めた東京では、一般に2番目と3番目の条件の両立が難しいと思います。

しかし先日、ついに私の求める条件をほとんど満たす素晴らしい運用地を発見してしまいました。



1. ビルの11階のバルコニー
2. 関係者以外立ち入り禁止
3. 定期券で行ける

ロケーションは最高というほどでもないですが、特に2番目と3番目の条件が満たされているのが高ポイントです。というわけで早速ここで運用してみました。


ハンディ機ひとつの身軽な移動運用でしたが、短時間で埼玉県戸田市、東京都足立区、茨城県龍ケ崎市と立て続けに交信できました。
ハンディ機付属ホイップでもまあまあ楽しめそうですが、以前記事にしたRH-770を持っていけばもっと遊べそうです。ただし、片付け中に紙ログが風に飛ばされそうになるというヒヤリハット事案があったので次回からは気を付けます(ハインリッヒの法則…)。ここからログを飛ばしてしまったら回収するのは難しいでしょうから。


最後に、ここがどこか?ですが、それは交信中にお伝えしようと思います(といっても写真をちょっと分析すればすぐに分かるでしょうが)。この記事をご覧のアマチュア無線家の皆様、ぜひ交信よろしくお願いします。

自作スピーカー(初)

今年の後半はオーディオアンプをいくつか作りました。自作無線機に自作アンテナで交信する人がいるように、アンプを作ったらスピーカーも作りたくなってくるのが人の常…(?)というわけで、今月は小さいスピーカーを初めて作ってみました。

スピーカー自作といっても、一般的に自作可能なのはスピーカーの箱だけ、つまり今回は慣れない木工がメインになります。しかしただの箱と侮ってはダメで、ユニットを生かすも殺すも箱次第という面があるので奥が深いらしいというわけです。

まずは計画から。いろいろインターネットで調べてみると、スピーカーの特性を簡単にシミュレーションできるSPEDというフリーソフトがあるのを知ってとりあえずダウンロード、いろいろパラメータを変えて遊んでみました。しかしなかなか思ったような特性にはならないもので、またシミュレーションの正確性にも疑問があるので結局確認程度にしか使わないことにしました。案ずるより産むが易し。

さて、そういうわけでとりあえず適当に寸法を決めて作ってみます。初めてのスピーカー自作は実験的意味合いが強いので、できるだけ安くあげたいところです。
エンクロージャー用の木材は100円ショップのMDF材(厚さ6mm: 薄い!)、ユニットは高コストパフォーマンスと評判の東京コーン紙製作所 F77G98-6(1個150円!)を使いました。

木材は部室に合ったジグソーで切りました。買い占めたMDF板が足りなくなってしまったので、天板と底板には部室にあったコンパネの切れ端を使いました、これはなかなかきれいに切れませんね。


次にユニットを取り付けるための穴開け。これも部室にあるボール盤と自在錐を使いました。ここは特に精度が必要な部分ですが、道具の力を借りて一発でぴったりの穴を開けることができました。


自在錐楽しい!やみつきになりそうです。


こうして部材が揃ったら、木工用ボンドで接着していきます。


内側には吸音材としてフェルトを貼ってみましたが、この薄さで本当に吸音してくれるのか?かなり怪しいと思っています。

全部組み終わったら、加工精度が悪くてガタガタになってしまった部分をディスクグラインダで削り、形を整えてからニス塗り。ニスと刷毛はまたしても100円ショップで調達しました。
1度塗りでなかなか良い雰囲気に。

3度塗りまで済ませると、下の画像のようになかなか渋い色になりました。

自作のミニD級アンプ(※当ブログでは未紹介)を繋いで聞いてみました。音質はちょっと微妙?中~高域はなかなか良いのですが、低域がちょっと…量は案外出ていますが、かなりボンついていて聞きづらいです。吸音材が薄いからか、そもそも板が薄いからか、箱の設計が悪いからか…?多分、全部正解でしょう(爆)  エージングで多少は良くなることを期待しています。

ともかく、これでやっと「自作アンプに自作スピーカーを繋いで音楽を聞く」というひとつの目標、というか憧れを現実のものにすることができました。音が良くないといっても、2個で1000円程度のスピーカーの音とは思えません。まあ、総合的に見てそんなに悪くはないと思います。


まとめ: あるサイトを見るとアンプづくりよりスピーカーづくりの方がハードルが低いと書いてありましたが、正直言うと自分にとってはアンプづくりの方が楽しいです。今回はなかなか良い経験になりましたが、今後しばらくスピーカーを作ることはないでしょう…

RH-770用基台の製作

先月、東京の家の屋上からハンディ機で東京UHFコンテストに出たのですが、あまりにも電波が飛ばず悲しくなったのでRH-770というアンテナを購入しました。

これはラジオのアンテナのように伸縮するホイップアンテナで、伸ばすと93cmにもなるのでハンディ機に直接取り付けるのは危険です(実は、高校時代に学校の無線同好会でこのアンテナを使っていたところ、重さに耐えきれずBNC-SMA変換コネクタが真っ二つになってしまったことがあります)。

そこで、このアンテナを三脚など安定した場所に取り付けて使えるように基台を作ろうと思いたちました。

まず無線部の部室にたくさんあるアルミ板を加工して作ろうと思って物色してみると、薄すぎて使えなさそうな板か厚すぎて加工困難な板しかなかったので計画断念。
以前間違えて購入し、ずっと放置していたタカチのアルミケースを流用することにしました。

部室でサッと穴あけを済ませ、バリ取りもほどほどに完成させたのがこちら。



ネジはあり合わせのものを使ったので色も形もバラバラです…
これを下の画像のように三脚に取り付けて使います。


本当は三脚にネジ留めできるように基台に穴をあけてあるのですが、今回使った三脚はクイックシュータイプでプレートを紛失してしまったもの(=ネジが無い)なので、仕方なくクランプで無理やり固定しました。かっこ悪いですね。

実際にこれを屋上に持ち出して運用してみましたが、風が少々吹いても安定しており、150kmほど先の栃木県の局と430MHz FMで安定して交信できました。

見た目は悪いですが、実用性はじゅうぶんということで満足しています。

2016年11月28日月曜日

簡単な光通信機の製作

先日私の大学で学園祭があり、無線部も出展しました。
展示を行うにあたり、目に見えて分かりやすいちょっとした無線通信の実験ができないものかと思い、手持ちの部品をできるだけ使って光通信機を作ってみました。
それが思ったよりもウケたので、ここで紹介します。

普段は実用的な工作ばかりしていますが、今回の光通信機はあくまでも展示用なので特に実用性はありません。


さて、光通信機を作るにあたり、考えた仕様は以下の通りです。
1. 音声信号を光によって伝送するもの
2. 信号到達距離2m
3. AC アダプタを使った単電源で動作すること
4. 簡単に製作できて再現性が高いこと
5. できるだけ筆者の手持ちの部品で製作できること

以上の仕様を満たすものとして設計したのは下のような回路です。

手持ちの部品を活用することを最優先したので、一部の定数が最適化されていない気もしますがまあ良いでしょう。

パワーオペアンプ LM675T をノート PC用 の AC アダプタ(19V)で動作させ、その出力を LEDに送り込むというごく単純なものです。回路としては、単電源で動作するオーディオアンプとほぼ変わりありません。信号入力には、携帯音楽プレイヤーを使います。
LED には秋月電子で売られている 3W 赤色 LED の OSR5XNE3C1E を使用し、無信号時の電流が約 350mA(絶対最大定格の約 44%)となるように R6(上図)を設定しました。


こんな感じで、ケース無しのむき出しです。解説のため部員が常駐しているのでこれでも大丈夫ですが、ふつう展示するものはケースに入れるべきでしょうね。

これを作るために新たに買ったのはセメント抵抗1つと LED とレンズ(100円ショップで購入)だけで、のこりの部品は全て持っていたものを使いました。3WのLEDを使用し、さらにレンズまで付けているため光源を直視すると危険です。また、LED の電流制限抵抗とオペアンプはかなり発熱します。
電源電圧を下げれば発熱は抑えられますが、16V 以下にするとアンプ IC が動作しなくなってしまうので仕方がありません。

次は受信機です。
受光素子にはいろいろありますが、今回は送信側に使ったのと同じパワーLEDを採用しました。
送信側のLEDを飛ばしてしまったときのための予備として買っておいたものを使っただけで、特にこれでないといけないというわけではありません。
また、こちらにも100円ショップのレンズを装着しました。

このLEDと直列に適当なコンデンサを入れてDCをカットしてやれば、立派なオーディオ信号が出てきます。 そのままイヤホンを繋げば音が聞こえますが、スピーカーを鳴らすには適当なアンプを繋いでやる必要があります。学園祭での展示ではPC用のアクティブスピーカーを繋いでいました。もちろんHiFiではありませんが、まあAM放送程度の音質にはなっていました。

実は受信側に入れるためにALC付きのアンプ(SA2011というICを使った)を作ったのですが、これをつけるとレンズなど一切なくても送信機と受信機が同じ部屋の中にあるだけで音声を拾えてしまい、かえって光によって通信していることが分かりにくくなってしまうと思ったので外しました。SA2011アンプ無しでも、レンズのおかげで上に書いた仕様2を満たすことができます。

下の画像は展示の様子です。受信機の後方から送信機側を写したものです。



こんな単純なものなのですが、特に光を手でさえぎると音が聞こえなくなるのがおもしろかったようで(?)、一時は列ができるほど人気でした。

展示の本題であるアマチュア無線とは直接の関係が無い物ですが、これも一種の無線通信であり、この光通信機をきっかけに無線に興味を持った人がいれば幸いです。

2016年11月13日日曜日

実験用電源の修理(松定プレシジョン PLE-36-1.2)

大学の某研究室が捨てるというのでもらってきた実験用安定化電源。




松定プレシジョンのPLE-36-1.2という製品です。型番が示す通り最大36V1.2Aで、薄くて使いやすそうです。
しかし、捨てられるくらいですから当然壊れています。


電流ツマミを回しても定電圧モードに入らず上の画像の状態のままで使えません。電圧計は0.5~0.7Vを示しますが、テスターで測ってみるとなぜか負電圧が出ていました(+端子から-0.5V…)。

しばらく部室に放置していたのですが、この土日に家でじっくり見てみようと持ち帰りました。



中身は新品のようにキレイです。爆発したり焼き切れたりしたような部品があれば話が早いのですが。
さて、回路図も持ってませんし、どうしましょう。
どうしようもないようだったら、部品取り用にしようかと思っていました。大きなRコアトランスが魅力的です。

しかし本当に外見がおかしい部品がないか、もう少しじっくり見ていると…
ん?


このブリッジダイオード、えらく傾いていますね。
ちょっと指で押してみると動きました。これはいけない。
なんとこのブリッジダイオード、足が2本しか基板についていません。のこりの2本を見たところ、ハンダが取れたのではなく今まで1度もハンダが付いたことがないようです。
基板にはハンダが付いている(自動ハンダ)ので、ハンダ面をざっと見たとき不良に気づきませんでした。
なぜこんな状態で電源が入ったんだ?と思いましたが、よく見るとこの不良部とは別に小さいブリッジダイオードが付いていました。デジタルメーター等の電源は別系統だったんですね。

というわけで、早速直します。
ハンダを取って


ブリッジダイオードの足をさしこみハンダを付け直す。



これで無事に直りました。オーディオアンプ等の実験に活用したいと思います。
下の画像は15Ωのセメント抵抗を繋いでテストしているところです。


…で、ここまであえてはっきりとは触れていなかったのですが、これは故障ではなくただの不良品ですね。おそらく最初は基板のランドとブリッジダイオードの足がなんとなく接触していて使えたものの、何かの拍子に接触がなくなってしまい廃棄にいたったということでしょう。

今までいろいろな製品の修理をしましたが、初期不良品に当たったのは初めてでした。